わくわく3KEN
(健・賢・研)
広場E
(中津川地区
公民館訪問) |
中津川地区公民館に向かう途中、雪室低温貯蔵施設(以下「雪室」)に立ち寄り、そこで公民館長さんから説明をしていただきました。
初めに、雪室のある場所は、かつての中津川中学校の跡地であり、当時は260人ほどの生徒が学んでいたことを教えていただきました。次に、施設には大型ダンプカーで凡そ400台分の貯雪が行われ、年間を通して0〜3℃に温度を保ち、玄米、玄そばや様々な野菜、くだもの、お酒などを貯蔵していること、長期間保存することにより熟成が進み、付加価値を生み出す役割も果たしていることなどを教えていただき、実際に貯蔵庫の中に入って見学をさせていただきました。中は実にひんやりとしており、たくさんの食料品が保管されていました。最後に、「Snow えっぐフェスティバル」に使用する雪が貯蔵されている倉庫も見せていただきました。久しぶりに見た雪がうれしくて、思わず雪の斜面を駆け上がって楽しんでいる子もいました。
見学が終わると、中津川地区公民館に移動し、職員の方から中津川地区の一大事業「Snow えっぐフェスティバル」のこれまでの取り組みについてご説明をいただきました。とても分かり易い資料を提示しながら、以下のようなことを教えていただきました。
◇豪雪の地である中津川の厄介な雪を夏まで残せたらおもしろいかもしれないと、若衆たちが発想の転換をし「雪残しプロジェクト」をはじめたことがきっかけとなった。
◇保存するために積み上げた雪山の形が卵の形に似ていたことから、「みんなの夢を雪の卵につめ、夏にその卵をかえす」という意味の願いをこめて「Snow えっぐフェスティバル」がスタートした(平成3年7月)。
◇ステージや音響・照明、ゲームの道具や看板づくりなどを進めるとき、「できることはすべて地元で、手作りで」をモットーに取り組んできた。
◇みんなで知恵を出し合い、ロゴマークやテーマソングの制作、国際雪合戦や雪上運動会、花火大会の実施、仙台市への雪の贈呈(七夕まつりに)等、新たに様々な企画を加えながら継続し、今年で31回目を迎える。
説明の後、この夏のフェスティバルでやってみたい雪遊びについて一人ひとりがアイディアを書いて提出し、記念の缶バッチをいただきました。また、最後にテーマソングの「君を迎える道標」を流していただきました。みんなノリノリになって手拍子をしながら聞いていました。今年の「Snow えっぐフェスティバル」はどのような企画で行われるのか、今から楽しみです。
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